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集中線 作画 画鋲

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朝の投稿で集中線のことにちょっと触れたんですが

最近は完全にデジタルなんでこんな風に有りものの集中やベタフラを

張り付けたり、集中線ツールを使って描くのですが

それ以前はもちろん 30年くらいアナログで描いていました。

スポーツ漫画多かったせいか自分の作品もお手伝いに行った先でも

かなりの数の集中線を描いたのですが

こういうのってきっちり教わるわけではなくて見よう見まねで

覚えていくもので、再余波自分の中に(?)感覚が身についてないと

なかなかいい感じにできず、それこそ見本の本数を数えて丸写ししたりして

感覚を覚えていきました。

そして大事だったのはペン線の抜き具合、これも才女は汚くてボソボソしがちですが

回数を重ねて段々綺麗になっていくのですが

紙質 ペン先の種類、削れ具合など医酔ってかなり左右されて

今やったらもうだいぶ描いてないのでボソボソになりそうです。

 

その集中線の中心点、最初は鉛筆などでバツ印を描いてそれに向かって

定規をあててで線を引くのですが数が多いですし

最初はずれることもよくあったのですが、アシスタント仲間がどこからか

中心に画鋲を指すって聞いてきてそうするようになりました

原稿の下にマットなどを引いて机に傷がつかないようにするのですが

マットがない場合 裏からさしたりします。

自分の原稿ではそれでいいのですが、作家さんによっては

原稿に穴をあけるのを嫌がる人もいて、テープで止めたりと工夫しました。

画鋲を刺した場合は 描き終わった後 穴は裏からテープを貼って

表からホワイトで埋めます。

さらにきれいな仕上がりを求める場合にはこすりつけて平にしたりしました。

 

自分の原稿ではもちろん、手伝い先の原稿でも、同じ人の原稿でも

場面によって強弱、濃さの違いがかなりありますから

僕自身がアシスタントに頼んだ時でもなかなか思い通りにはならず

多分、僕が描いたモノも100パーセント作家さんの思い通りには

なってなかったと思います。

 

そういう意味ではアシスタントに説明するのとそんなに変わらない時間で

自分でツールを使ってデジタルで作画できる今はかなり思い通りになるような

気がします。

 

後輩の子に「あっ、それ教わってない!」なんて怒られたこともあったのですが

アシスタントって学校じゃないしあくまでも仕事ですから

教えてもらうんじゃなくて見様見真似で覚えていくものだろって

すごく違和感を覚えました

作家さんから〇〇君に教えてあげてとか言われたこともよくありましたけど…